3病棟恒例レク(排便体操)

2月19日 スタッフ考案レクリエーションを行いました。
今回はゲームではなく、排便体操です。

加齢に伴い、排便困難となる方は多く、その原因も様々です。
腹筋の力が弱かったり、猫背であったりする事が原因で、
大腸が下がり気味になり狭い腹腔に押し込まれてしまう為
腸蠕動運動も起こりにくくなり、また、いきむ力も低下する等・・・。 
たくさんの要因が考えられます。

我々3病棟の患者さんも、
下剤で排便を促している方が多くいらっしゃいます。

安易に下剤に頼らず、日々の動作や
運動でスムーズな排便が促せないかしら??

まずは体操をする場所作り。
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さあ 始めよう!!
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ゴザも準備して、床に座れる患者さんは
その上で体操をしていただきます。
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楽しそうです。
おなかもきちんと押さえて腹式呼吸してくださいね。
腹式呼吸のやり方を理解してもらうのに一苦労でした。
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イレウスで何日も絶食という辛い目に遭った患者さん、真剣にされてます。
するする~っと1本グソが出るといいですね!!
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両手を開いて左右に動かします。
これは腸が左右に引っ張られることで、背骨のゆがみをとり、神経の働きを高める体操です。
うまくできるかな???
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ひざを抱える事で、腹部を圧迫して腸の動きを活性化させる体操です。
なかなか ひざを抱える動作が難しく、スタッフが介助しながら行っています。
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腸を軽くねじったり、上下にゆすったりするだけで
腸は引き締まり、じょじょに腸の働きが目覚めてきます。
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便が出ないと、ついつい下剤に頼りがちになりますが、
腸を動かす運動をすることで、スムーズな排便につなげていければなあ と思います。


今回の 体操を毎日の 昼食前の嚥下訓練時にも取り入れ、
腹式呼吸を促し、『パタカラ』という時も、お腹に手をあて、
力を入れるように嚥下訓練の中身を少し変化させました。

今回のレクリエーション考案者は寺野さんでした。
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