第2回 3病棟スタッフ認知症勉強会
4月11日
橋本副主任の講義による、スタッフ対象の
第2回 認知症勉強会 を行いました。


認知症の定義:記憶障害を伴う、認知機能障害。
* 認知機能とは、
学習する、表現する、判断する、運動すること。
* 中核症状とは、
認知症で傷害された脳が担っていた失われた機能であり、
全ての患者にみられ、病期が進むにつれ進行する。
* BPSDとは、
認知症でも保たれている脳の部位が不必要に暴れて起こる症状であり、
病期と関係なく出現し、最期までBPSDが出現しない例もある。
【中核症状】
・記憶障害・・・新しい事を覚えられない。昔の事は覚えている。
・実行機能障害・・・段取り、計画、献立、用意が下手。
・失行・・・服の着方、道具を使えない。
・失認・・・物がなにかわからない。
・失語・・・名前が出てこない。思い出せない。
これらは 全員に起こる。

【BPSD】
・妄想・・・ものを盗まれる、被害、物盗られ妄想など。
その場合は一緒に探し、出てきたら一緒に喜ぶ。
・抑うつ・・・やる気がでない。
・幻覚・・・居ないヒトの声が聞こえる。五感が崩れてくる。
・睡眠覚醒リズム障害・・・昼夜逆転。
・介護抵抗・・・排泄誘導拒否、入浴拒否など。
プライドが高い方に対し、
『トイレが今空きましたよ。今がチャンスです。』等、有効。
・食行動異常・・・異食。
・暴言、暴力、攻撃性・・・大きな声、手をあげる等。
対応する側に問題があったのかもしれない。
関わる方も後で自分を振り返ってみる事が大切。
自分の気持ちを言語化できず、粗暴行為に及ぶことがある。
穏やかにわかりやすく説明。
粗暴行為がある方へ対応するときは、暴力を受けたスタッフ以外が対応すること。
・徘徊・・・無目的。意味の無い動きのこと。
自分の部屋を探している時の行動は、徘徊ではない。
徘徊は体力を消耗するので、休めるよう関わったり、
水分補給や場合によっては 食事を増やす事も検討する。
・不潔行為・・・自分の失敗を隠す。
トイレでどうしたらよいか分からない等の原因がある。
~認知症による物忘れと 加齢による物忘れの違い~
【認知症の場合】
・日常生活に支障があるもの。
見当識、実行、体験を忘れる。進行が早い。物忘れの自覚がない。
【加齢の場合】
・支障がないもの。物忘れの自覚がある。進行は遅い。
認知症は 左脳血管に障害が 生じる為、左脳を使う計算問題が良い。

今回の勉強会を受けて、
畠江さん
「日頃の自分がどんな風に患者さんに関わっているかと振り返る機会になりました。
自分のかかわり方一つで、BPSDの軽減、憎悪が有る事も理解できたので、
今後の看護の参考にしたいと思います。勉強会は進行もシンプルでわかりやすかったです。」

兵頭さん
「中核症状、BPSDについての文字の意味を一つずつ細かく教えて頂き、
又、今まで自分の中でもはっきり分からなかった、
認知症・加齢による物忘れの違いの見分け方が分かりよかったです。
認知症予防には紅茶よりコーヒーを1日5~6杯飲んだら良いというのもビックリ!でした。
本当にありがとうございました。」

高比良さん
「勉強になりました。知識も増えたし、勉強した事を
実際に生かせるように仕事をしていきたいと思います。」
ほうし
「周辺症状は起こる人と起こらない人がいて、
それは関わり方が大きいという事が胸に刺さりました。
平穏な心で対応しなくてはと思っているけど、頭をフル稼働し対応しても
不穏が改善しない時や、忙しく心に余裕がない等、イライラしてしまうのが、正直なところです。
今回の勉強会は、言葉掛けや言葉の使い方、態度、関わる自分で
その方の周辺症状が大きく変わることを再度、反省しました。」
最後に
橋本副主任。
「勉強会をする時は自分が何もかも知っておかないといけないと、
勉強会をするたびに思いました。
みんなもレベルアップしているので、質問が怖い」
と 話されていました。

勉強会は大変とは思いますが、
認知症について今後も勉強していきたいと思います。
橋本副主任、よろしくお願い致します。
記事 ほうし
橋本副主任の講義による、スタッフ対象の
第2回 認知症勉強会 を行いました。


認知症の定義:記憶障害を伴う、認知機能障害。
* 認知機能とは、
学習する、表現する、判断する、運動すること。
* 中核症状とは、
認知症で傷害された脳が担っていた失われた機能であり、
全ての患者にみられ、病期が進むにつれ進行する。
* BPSDとは、
認知症でも保たれている脳の部位が不必要に暴れて起こる症状であり、
病期と関係なく出現し、最期までBPSDが出現しない例もある。
【中核症状】
・記憶障害・・・新しい事を覚えられない。昔の事は覚えている。
・実行機能障害・・・段取り、計画、献立、用意が下手。
・失行・・・服の着方、道具を使えない。
・失認・・・物がなにかわからない。
・失語・・・名前が出てこない。思い出せない。
これらは 全員に起こる。

【BPSD】
・妄想・・・ものを盗まれる、被害、物盗られ妄想など。
その場合は一緒に探し、出てきたら一緒に喜ぶ。
・抑うつ・・・やる気がでない。
・幻覚・・・居ないヒトの声が聞こえる。五感が崩れてくる。
・睡眠覚醒リズム障害・・・昼夜逆転。
・介護抵抗・・・排泄誘導拒否、入浴拒否など。
プライドが高い方に対し、
『トイレが今空きましたよ。今がチャンスです。』等、有効。
・食行動異常・・・異食。
・暴言、暴力、攻撃性・・・大きな声、手をあげる等。
対応する側に問題があったのかもしれない。
関わる方も後で自分を振り返ってみる事が大切。
自分の気持ちを言語化できず、粗暴行為に及ぶことがある。
穏やかにわかりやすく説明。
粗暴行為がある方へ対応するときは、暴力を受けたスタッフ以外が対応すること。
・徘徊・・・無目的。意味の無い動きのこと。
自分の部屋を探している時の行動は、徘徊ではない。
徘徊は体力を消耗するので、休めるよう関わったり、
水分補給や場合によっては 食事を増やす事も検討する。
・不潔行為・・・自分の失敗を隠す。
トイレでどうしたらよいか分からない等の原因がある。
~認知症による物忘れと 加齢による物忘れの違い~
【認知症の場合】
・日常生活に支障があるもの。
見当識、実行、体験を忘れる。進行が早い。物忘れの自覚がない。
【加齢の場合】
・支障がないもの。物忘れの自覚がある。進行は遅い。
認知症は 左脳血管に障害が 生じる為、左脳を使う計算問題が良い。

今回の勉強会を受けて、
畠江さん
「日頃の自分がどんな風に患者さんに関わっているかと振り返る機会になりました。
自分のかかわり方一つで、BPSDの軽減、憎悪が有る事も理解できたので、
今後の看護の参考にしたいと思います。勉強会は進行もシンプルでわかりやすかったです。」

兵頭さん
「中核症状、BPSDについての文字の意味を一つずつ細かく教えて頂き、
又、今まで自分の中でもはっきり分からなかった、
認知症・加齢による物忘れの違いの見分け方が分かりよかったです。
認知症予防には紅茶よりコーヒーを1日5~6杯飲んだら良いというのもビックリ!でした。
本当にありがとうございました。」

高比良さん
「勉強になりました。知識も増えたし、勉強した事を
実際に生かせるように仕事をしていきたいと思います。」
ほうし
「周辺症状は起こる人と起こらない人がいて、
それは関わり方が大きいという事が胸に刺さりました。
平穏な心で対応しなくてはと思っているけど、頭をフル稼働し対応しても
不穏が改善しない時や、忙しく心に余裕がない等、イライラしてしまうのが、正直なところです。
今回の勉強会は、言葉掛けや言葉の使い方、態度、関わる自分で
その方の周辺症状が大きく変わることを再度、反省しました。」
最後に
橋本副主任。
「勉強会をする時は自分が何もかも知っておかないといけないと、
勉強会をするたびに思いました。
みんなもレベルアップしているので、質問が怖い」
と 話されていました。

勉強会は大変とは思いますが、
認知症について今後も勉強していきたいと思います。
橋本副主任、よろしくお願い致します。

