3病棟勉強会(認知症ケア・ユマニチュードについて)
7月19日
介護福祉士 大賀さん による、
ユマニチュード の勉強会を
ビデオを見ながら行ないました

『 ユマニチュード?はぁ?マグニチュードの事? 』
なんて声もあがりましたが…(;-ω-)a゙
認知症の高齢者の暴言・暴力や徘徊など、
いわゆる周辺症状の対応に悩む医療や介護の現場で、
【 ユマニチュード 】 と呼ばれる、フランス生まれのケアを
導入する動きが広がっています。
「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」を基本に、
“ 病人 ” ではなく、あくまで “ 人間 ” として接する事で、
認知症の人との間に信頼関係が生まれ、
周辺症状が劇的に改善するといいます。
認知症の人がより良く生を全うする
助けとなるのが 【 ユマニチュード 】 です。
★見る
認知症の人の正面で目の高さを同じにし、
近い距離から長い時間見つめます。
斜めや横から視線を注ぐのではなく、
真っ直ぐに見つめ合うことで、お互いの存在を確認する事ができます。
目の高さを同じにする事で、見下ろされているような
威圧感を与えず、対等な関係である事を感じてもらいます。
近くから見つめると、視野が狭くなりがちな認知症の人を
驚かすことなく、接する事ができます。
表情を確実に伝える為、大げさな表情で笑顔を作る事がポイントです。
マスクなどは顔の表情が隠れる為、できるだけしないようにします。
★話しかける
優しく、前向きな言葉を使って、繰り返し話しかけます。
介助をする為に体に触れる場合も、いきなり触れるのではなく、
触る部分を先に言葉で伝えて、安心感を与えてあげます。
出来る限り、目と目を合わせながら行なうようにすると、いいようです。
★触れる
認知症の人の身体に触れて、スキンシップを図ります。
決して腕を上から掴むようにはせず、優しく背中をさすったり、
歩く時にそっと手を添える等、認知症の人が安心できるように工夫します。
誘導時の腕の持ち方、手の添え方で認知症の人の安心感が変わります。
★立つ
寝たきりにならないよう、認知症の人が自力で立つ事を大切にします。
歯磨きや身体を拭くような時でも、座ったままではなく、できるだけ立ってもらいます。
立つ事で筋力の低下を少しでも防ぐ事が出来ますし、座ったり、
寝たりしている時よりも視界が広くなって、頭に入る情報量を増やす事が出来ます。
フランスの病院では、
ユマニチュードを導入した結果、薬の使用を減らせたり、
職員の負担が減って、退職者が減るなどの効果も出てきているそうです。
ユマニチュードにより、認知症の人と良好なコミュニケーションを図り、
人格を大切にしてケアすることで効果が現れると、
認知症の人も職員もかえって負担が軽くなるわけです。
勉強会を主催した
大賀さんよりコメントです
『 ユマニチュード=人間らしく接する・優しさを伝える技術 だそうです。
これを機会に、患者さんとのかかわり方を見直してみましょう。
私達が少し考えて接する事で、変わることはたくさんあると思います。』
勉強会を受け、
スタッフよりコメントを頂いています
平井さん
『 ・患者さんの視線の高さに合わせる。
・身体に触れる。
・満面の笑みで対応する。
等の内容でしたが、考えてみると普段、何気にしている行為だと思いました。
しかし、その普段にしている行為も意識して行なうことで、
患者さんとの距離が縮まったり、心の中からの笑顔が見られた と、
嬉しく感じることが多かった気がします。
これからも 「ユマニチュード」 を心がけ、天使の看護を目指したいと思います。』
ほうし
『 ただ、話すのではなく、相手の感情に語りかける事が大切なこと。
感情の機能は最期まで生きている為、優しさを感情の機能に訴える事が大切。
私達から見れば、いつもの患者さんであるが、認知症の人にとって、
まわりにいる人は 「初めて見る人」、「知らない人」 であること。
過去の記憶もなく、新たな事も覚えられない認知症の人たちの
不安な気持ちを理解し、認知症治療病棟のスタッフとしてプロ意識を持ち、
看護にあたらなければならない と、あらためて思いました。 』
記事 ほうし
介護福祉士 大賀さん による、
ユマニチュード の勉強会を
ビデオを見ながら行ないました


『 ユマニチュード?はぁ?マグニチュードの事? 』
なんて声もあがりましたが…(;-ω-)a゙
認知症の高齢者の暴言・暴力や徘徊など、
いわゆる周辺症状の対応に悩む医療や介護の現場で、
【 ユマニチュード 】 と呼ばれる、フランス生まれのケアを
導入する動きが広がっています。
「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」を基本に、
“ 病人 ” ではなく、あくまで “ 人間 ” として接する事で、
認知症の人との間に信頼関係が生まれ、
周辺症状が劇的に改善するといいます。
認知症の人がより良く生を全うする
助けとなるのが 【 ユマニチュード 】 です。
★見る
認知症の人の正面で目の高さを同じにし、
近い距離から長い時間見つめます。
斜めや横から視線を注ぐのではなく、
真っ直ぐに見つめ合うことで、お互いの存在を確認する事ができます。
目の高さを同じにする事で、見下ろされているような
威圧感を与えず、対等な関係である事を感じてもらいます。
近くから見つめると、視野が狭くなりがちな認知症の人を
驚かすことなく、接する事ができます。
表情を確実に伝える為、大げさな表情で笑顔を作る事がポイントです。
マスクなどは顔の表情が隠れる為、できるだけしないようにします。
★話しかける
優しく、前向きな言葉を使って、繰り返し話しかけます。
介助をする為に体に触れる場合も、いきなり触れるのではなく、
触る部分を先に言葉で伝えて、安心感を与えてあげます。
出来る限り、目と目を合わせながら行なうようにすると、いいようです。
★触れる
認知症の人の身体に触れて、スキンシップを図ります。
決して腕を上から掴むようにはせず、優しく背中をさすったり、
歩く時にそっと手を添える等、認知症の人が安心できるように工夫します。
誘導時の腕の持ち方、手の添え方で認知症の人の安心感が変わります。
★立つ
寝たきりにならないよう、認知症の人が自力で立つ事を大切にします。
歯磨きや身体を拭くような時でも、座ったままではなく、できるだけ立ってもらいます。
立つ事で筋力の低下を少しでも防ぐ事が出来ますし、座ったり、
寝たりしている時よりも視界が広くなって、頭に入る情報量を増やす事が出来ます。
フランスの病院では、
ユマニチュードを導入した結果、薬の使用を減らせたり、
職員の負担が減って、退職者が減るなどの効果も出てきているそうです。
ユマニチュードにより、認知症の人と良好なコミュニケーションを図り、
人格を大切にしてケアすることで効果が現れると、
認知症の人も職員もかえって負担が軽くなるわけです。
勉強会を主催した
大賀さんよりコメントです

『 ユマニチュード=人間らしく接する・優しさを伝える技術 だそうです。
これを機会に、患者さんとのかかわり方を見直してみましょう。
私達が少し考えて接する事で、変わることはたくさんあると思います。』
勉強会を受け、
スタッフよりコメントを頂いています

平井さん
『 ・患者さんの視線の高さに合わせる。
・身体に触れる。
・満面の笑みで対応する。
等の内容でしたが、考えてみると普段、何気にしている行為だと思いました。
しかし、その普段にしている行為も意識して行なうことで、
患者さんとの距離が縮まったり、心の中からの笑顔が見られた と、
嬉しく感じることが多かった気がします。
これからも 「ユマニチュード」 を心がけ、天使の看護を目指したいと思います。』
ほうし
『 ただ、話すのではなく、相手の感情に語りかける事が大切なこと。
感情の機能は最期まで生きている為、優しさを感情の機能に訴える事が大切。
私達から見れば、いつもの患者さんであるが、認知症の人にとって、
まわりにいる人は 「初めて見る人」、「知らない人」 であること。
過去の記憶もなく、新たな事も覚えられない認知症の人たちの
不安な気持ちを理解し、認知症治療病棟のスタッフとしてプロ意識を持ち、
看護にあたらなければならない と、あらためて思いました。 』

