3病棟勉強会(誤嚥を防ぐ安全な食事介助)

7月29日

誤嚥を防ぐ安全な食事介助について 】 の
勉強会を行ないました

私たち3病棟(認知症治療病棟)は最近、
高齢の入院患者様が多く、食事介助者が増えつつあります。

また、車椅子に移乗したまま摂取される患者様で、
座位保持が出来ず 前傾後屈・左右への傾きがあり、食事介助には
適さない体位で食事摂取をしないといけない方も多い為、誤嚥を起こしやすくなります。

間違った食事介助を行なう事で、
患者様が誤嚥し、亡くなる事も考えられます。

高齢の方は誤嚥性肺炎を起こしやすいため、少しでも防げるよう、
今回、月1回行なわれている勉強会で取り上げました。

安全な食事介助の体位として、姿勢の保持が大切です。
傾きや後屈のある方は、クッションを用いてずり下がりの防止や
姿勢調整を行なうことで、スムーズに食事を行なうことが出来ます。

ポジショニングをきちんと行ない、隙間をなくし、体位を整える事は
食事介助以外に、褥創や車椅子からの転倒・転落を防ぐ事が出来ます。
姿勢保持 は大切なポイントです。

次に、食事介助に対しては、食事介助をしている患者様だけを見て
介助するのではなく、周りの患者様も観察しながら死角を作らず 、
何かあれば早急に動けるようにしないといけません。

喉に詰まり、気が付いたときには亡くなっていた、
というアクシデントも有りうることです。
また、一口のサイズ量もその人にあった量で介助しないと、
介助中 喉に詰めて窒息し、吸引しないといけない事もあります。

「食事介助は食べさせるだけだから簡単!」と、
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
一つ間違えば患者様の生命にかかわります。

私達スタッフは、誤嚥防止に務め、
今後も患者様が安全に食事する事ができ、
「毎日食事する事が楽しみだ」という声が聞けるよう、
初心にかえり、看護のスキルアップを目指していこうと思います。


3病棟スタッフの皆さん、
勉強会お疲れ様でした

他の病棟のスタッフの方についても、
勉強会内容に興味のある方は資料が
ありますので、いつでも声をかけてください

    記事 吉永