認知症病棟のリハビリプログラム


今年から リハビリの担当になり OTや他スタッフと一緒に様々な活動や 活動中の注意点などを考えてきました。
特に 今年は 「リハビリカンファレンス」 を導入し、5月から  毎週1回 30分  ほどの時間を使って行っています。

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本日は中間報告と今後の目標、方向性をカンファレンスで 延べさせてもらいました。
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5月よりカンファレンス内容は 【 リハビリ=運動療法 】 という考えだけではなく
  「認知症の患者さんにとってのリハビリとは何か?」 という 部分から そして   入院生活行動が退院後の生活につながるような アプローチを個別的に考え   
  スタッフもバラバラに関わるのではなく   統一性をもって  アプローチできるようにしています。


患者さん一人ひとり 顔や性格が違うようにカンファレンスの議題として挙げられる内容も 一人ひとり違い その都度検討評価していくのは スタッフも根気とエネルギー が必要で チームワークで本日まで乗り越えてきました。



運動療法をはじめ 食事介助の方法や整容の仕方,BPSD(徘徊や帰宅要求など)の対応方法など 患者さんの尊厳を守りながら、どう接したら良いのか、スタッフ皆で 日々考えています。

個性的なスタッフも多い 3病棟では アプローチする案も個々に違い 大胆な意見もどんどん提案されますが、時にはその案が 患者さんにとって良いケアにつながることもあり その時はやはり  チームワークの重要さ  を感じます。

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   患者さんに関わるスタッフも 患者さんにとっては【環境】のひとつです。 
特に  BPSD(行動心理症状)は 環境から強く影響を受け、改善、増悪  します。

その為、私達スタッフは自分の関わり方一つで 患者さんの入院生活を変えてしまう可能性もあるため、毎日のケア方法も留意しながら 患者さん一人ひとりが入院生活を 有意義に過ごし 患者さんにとって一番良い場所へ退院していくことができるように これからも支援させていただきたいと思います。

      記事 畠江