認知症予防講座 講演会「認知症とお酒」
平成27年10月8日、直方市中央公民館にて、福岡県認知症医療センター直方中村病院・直方市が主催の講演会が行われました。地域医療連携委員会として応援で参加しました。
今回のテーマは「認知症とお酒」です。
冒頭、当院事務課長 安部より、開催の挨拶がありました。

その後、当院の精神保健福祉士 吉永が、お酒と認知症に関する講義を行いました。

特に、高齢者の飲酒に関して、生活の変化に対するストレス等によりアルコール依存症に陥った後に認知症と診断される事例、物忘れは激しくなった後に飲酒・暴力と陥る事例等の紹介がありました。また、現在アルコール依存症にならないための予防策として、自己にてアルコールへの依存の度合いが分かる「AUDIT(オーディット)」の紹介。更に、当院で行われている節酒プログラム「HAPPY」、3ヶ月の入院治療プログラムである「ARP(アルコール・リハビリテーション・プログラム)」の案内を行いました。
次に、当院の南川院長から、認知症の発症因子とアルコール依存症との関連性についての講義を行いました。

アルコールの過飲酒には多くのリスクが潜んでおり、喉頭がん、肝硬変、糖尿病、大脳萎縮に至るまで多岐にわたっています。その中でも高血圧がアルコールによって引き起こされるリスクの一つとして挙げられており、高血圧が脳血管障害(脳卒中)を引き起こし、脳血管性認知症に陥るという説明がありました。また、アルコールによって引き起こされる認知機能低下の疾患として、ウェルニッケ・コルサコフ病(ビタミンB1欠乏によって引き起こされる健忘症)の紹介も事例をまじえて行われました。
また、本来コミュニケーションや楽しむことが目的とする飲酒が、アルコール依存症に陥ると「お酒」そのものが目的になってしまう。依存症に陥らないためにもまずは「予防」が大事ということを強く訴えていました。
「認知症との関連」と「節度ある適度な飲酒」を理解した講演会となりました。
作業療法士 梅野
福岡県認知症医療センター直方中村病院 センターからのお知らせ
今回のテーマは「認知症とお酒」です。

冒頭、当院事務課長 安部より、開催の挨拶がありました。

その後、当院の精神保健福祉士 吉永が、お酒と認知症に関する講義を行いました。

特に、高齢者の飲酒に関して、生活の変化に対するストレス等によりアルコール依存症に陥った後に認知症と診断される事例、物忘れは激しくなった後に飲酒・暴力と陥る事例等の紹介がありました。また、現在アルコール依存症にならないための予防策として、自己にてアルコールへの依存の度合いが分かる「AUDIT(オーディット)」の紹介。更に、当院で行われている節酒プログラム「HAPPY」、3ヶ月の入院治療プログラムである「ARP(アルコール・リハビリテーション・プログラム)」の案内を行いました。
次に、当院の南川院長から、認知症の発症因子とアルコール依存症との関連性についての講義を行いました。

アルコールの過飲酒には多くのリスクが潜んでおり、喉頭がん、肝硬変、糖尿病、大脳萎縮に至るまで多岐にわたっています。その中でも高血圧がアルコールによって引き起こされるリスクの一つとして挙げられており、高血圧が脳血管障害(脳卒中)を引き起こし、脳血管性認知症に陥るという説明がありました。また、アルコールによって引き起こされる認知機能低下の疾患として、ウェルニッケ・コルサコフ病(ビタミンB1欠乏によって引き起こされる健忘症)の紹介も事例をまじえて行われました。
また、本来コミュニケーションや楽しむことが目的とする飲酒が、アルコール依存症に陥ると「お酒」そのものが目的になってしまう。依存症に陥らないためにもまずは「予防」が大事ということを強く訴えていました。
「認知症との関連」と「節度ある適度な飲酒」を理解した講演会となりました。
作業療法士 梅野
福岡県認知症医療センター直方中村病院 センターからのお知らせ