3病棟 勉強会【日常の健康管理】

10月16日(金)と 10月29日(木)の2回に分けて 畠江Nsによる 第5回目認知症の勉強会を行いました。
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今回のテーマは; 日常の健康管理(身体徴候の発見とその対応) です。
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Ⅰ 高齢者特有の状態の見方と留意点。
1 高齢者の訴えはあいまいな事があること。 頭が痛いなど言えない。自覚症状ない。
2 訴えに対しては 普段の日常生活能力(ADL)の変化をはっきりさせる。
3 高齢による変化だけでなく、基礎疾患や内服薬の影響により 重症であってもバイタルサインの変化をきさない場合がある。
出ている症状だけを見ずに情報を自分で把握しておく。
Ⅱ 高齢者の特徴
1 症状が典型的でない。
2 主訴がはっきりしない
3 病状が急変しやすい。
4 基礎疾患が関与していることが多い。
5 内服薬による影響を考慮する。
・・・ など。
異常な徴候を早期発見するための方法は?
ふだんの過ごし方を自分の中で しっかり掴んでおく事。
スタッフへ 質問しています。
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みんな 思い思い自分が異常を発見した時や あれ? っと思った時の様子などを発言し、情報の共有を図っています。
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○○さんは熱が出たとき 身体が傾くよね~。
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顔が赤い時とか~ いつも声を掛けたら返事してくれるのに 返事がなかったり・・・。
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トイレ誘導やオムツ交換のとき 体熱感があったりしたら、あれ?と思います。
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今から冬場に流行する代表的な感染症は?
インフルエンザ 流行時期、感染経路、潜伏期間。
ノロウィルス感染症 流行時期、感染経路 一次感染、二次感染、潜伏期間。
感染予防方法は?
など です。
1日目も二日目も 活発に意見が出ていました。
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勉強会に参加した スタッフから 振り返りのコメントをいただいています。
nishidaさん
日常の健康管理(身体徴候の発見とその対応) の勉強会に参加して 患者様の日常生活活動等 日頃から観察し異常の早期発見に努める大切さを改めて学んだ。
日々 業務に追われる中で どれだけ、患者様とコミュニケーションをとり個別性を知る事ができるか・・・。
これからの課題でもあると思った。
また 感染症など 自分が感染源にならない為に 1処置1手洗いの大切さ、または1処置2手洗いを励行し 健康管理をしっかりと行い 業務に勤めたい。
兵頭さん
日々の生活を観察し 自分では十分生活しているつもりで患者様と接しているが 馴れ合いの中で 見落としている高齢者特有の症状があることを再確認する 良い機会となった。
手洗いの必要性、手指消毒の大切さをいつも わかってはいるがしっかりやれていなかったので 今後は感染予防のために密に行っていきたいと思う。
野村さん
自分が一番心に残った事は患者様の小さな変化への気付きです。
スタッフの意見を色々聞いてこれからもっと 変化に気付ける自分になろうと思います。
勉強会を通して 各々が振り返りや他スタッフの話を聞くことで スキルアップにも繋がると思います。
患者様の命と人生にかかわる仕事である以上、これからも勉強して いかなくてはと思いました。
3病棟 スタッフ がんばりま~す!!
 記事 ほうし