アルコール関連学会参加

2018-04-13(00:00)

第30回アルコール関連学会長崎大会に、3月の16,17日で参加してきました。
会場は長崎ブリックホールです。
DSC_0467_R.png

1日目は第一分科会の基礎講座に参加しましたので
内容を簡単にまとめて紹介させて頂きます。
➀アディクションと家族の役割~ソーシャルワーカーの立場から~
   講師:鹿児島国際大学 岡田先生
依存症の特徴としてAC(アダルトチルドレン)、困難な生活歴があり傷つき体験の中から自分を大切にできない、見捨てられる不安、本音が言えない等がある。心の隙間を埋めるためにお酒やギャンブルを始め、それが自分の生活を損なっていると気付いても強迫的に繰り返してしまう。
周囲の人も酒好きが高じた等、間違った見方をしてしまいがちですが依存症は人との関りが上手くいかずに心や体が病む病気だと理解が必要です。回復の為には自分の気持ちを大切にする、困った時は助けを求める、リラックスして生きる等があり、自助グループで仲間と繋がり自分を正直に表現できる場が有効だと言われています。
そしてこれは家族をも巻き込む病気で家族が孤立してしまわないよう家族支援も大切です。また、回復の指針となる12ステップについての話もありました。
②依存症回復支援について
   講師:長崎ダルク 中川氏
長崎ダルクは薬物依存症の回復施設で、昨年はグラフながさきというギャンブル依存症の回復施設も設立しました。
利用者は1日3回のミーティングに参加され、止める止めないに重点を置くのではなく、生き延びるための支援と考えているとのことでした。結果ダルクの断薬率は1年で76.5%と良い結果に結びついているそうです。

2日目は市民講座「依存症をもっと理解しよう。」 何故、人はギャンブルにはまるのか? でした。
ギャンブル依存症を考える会 田中紀子代表の話の中で、ギャンブルは身体的には問題がなく医療機関に繋げる事が難しく野放し状態で、症状は悪化し借金や暴力問題家族が疲弊してしまう。やっとのことで受診が出来てもそこから自助グループに繋がらず中々回復できずに当事者・家族の苦悩が続いている現状を聞きました。民間支援団体や回復施設との連携は依存症の回復には不可欠です。
DSC_0439_R.png

2日間、依存症について講演を聞くことができ「モノからコトへの依存症対策」とサブテーマにあるように、依存症についての関わり方がどんどんと見直されています。
今後は講演で学んだことを深く考え活かしていきたいです。また自助グループに参加して回復者の話を聞いて私自身の日々の小さな気付きも大切にしていきたいと思いました。

記事 安河内 古田
最新記事
記事のカテゴリ
月別アーカイブ