平成30年度 地域住民向け講演会
H31年2月5日(火)にユメニティのおがたにて、当院主催の地域住民向け講演会を開催させていただきました。
講師として、おれんじドア代表であり日本認知症本人ワーキンググループメンバーの丹野智文さんと、認知症の人と家族の会 宮城県支部副代表の若生栄子さん、総合司会として福岡県若年性認知症コーディネーターである中村益子さんをお招きいたしました。
午前中に行った「おれんじドア(当事者・家族・支援者でグループごとに分かれて日頃の不安や気持ちを共有する場)」には、当事者の方が8名、ご家族の方が19名、支援者の方が21名、計48名の方のご参加をいただき、
「同じ立場の者で繋がりが持てて、様々な意見が聴けてよかった」
「認知症となりあまり外には出たいと思わなかったが今日は楽しかった」
等の感想をいただきました。

そして、午後からの講演会には計201名の方にご来場いただき、丹野さんからは、若年性認知症と診断前と診断後での気持ちの変化や考え方等について率直にお話をしていただき、
若生さんからはパートナーとしての考えや気持ちの変化等についてご講演していただきました。



そして、その後にフロアとの意見交換会を行い、数多くのご意見や質問、感想を頂くことができました。

当事者からの話は初めて聞かせてもらい、
「今、困った事はない皆に聞けば何でも教えてもらえるから生活できています」
と言う言葉に、感動しました、丹野さんは39歳で診断され、現在営業の仕事から事務の仕事に関わり、生活されています。時に冗談も交えて「次に職場に行ったら上司が分からなくなっても隣の人に聞けば何も問題ないから・・・」と御自分の病気をしっかり理解され勇気のある人だと思いました。認知症=介護という考えではなく、認知症にも必ず初期の状態があるので、
全ての認知症をひとまとめにしないでほしいとのことでした。
当然重度の方には介護は必要ですでも初期の状態ではまだ普通の事が出来る支援してくれる人がいれば、自信もつくし自立も出来るとのことでした。

又、「自分たちの出来ていることは取り上げない、待ってやる、失敗しても怒らないで・・・」との言葉に
自分たちも、もしかしたら支援の中で患者様の出来ている事を見逃してしまっているのではないかと改めて考えさせられました。

今後も当事者様の話が聞ける機会があれば、自分を正すために参加させてもらいたいです。
記事 阿部 藤田
講師として、おれんじドア代表であり日本認知症本人ワーキンググループメンバーの丹野智文さんと、認知症の人と家族の会 宮城県支部副代表の若生栄子さん、総合司会として福岡県若年性認知症コーディネーターである中村益子さんをお招きいたしました。
午前中に行った「おれんじドア(当事者・家族・支援者でグループごとに分かれて日頃の不安や気持ちを共有する場)」には、当事者の方が8名、ご家族の方が19名、支援者の方が21名、計48名の方のご参加をいただき、
「同じ立場の者で繋がりが持てて、様々な意見が聴けてよかった」
「認知症となりあまり外には出たいと思わなかったが今日は楽しかった」
等の感想をいただきました。

そして、午後からの講演会には計201名の方にご来場いただき、丹野さんからは、若年性認知症と診断前と診断後での気持ちの変化や考え方等について率直にお話をしていただき、
若生さんからはパートナーとしての考えや気持ちの変化等についてご講演していただきました。



そして、その後にフロアとの意見交換会を行い、数多くのご意見や質問、感想を頂くことができました。

当事者からの話は初めて聞かせてもらい、
「今、困った事はない皆に聞けば何でも教えてもらえるから生活できています」
と言う言葉に、感動しました、丹野さんは39歳で診断され、現在営業の仕事から事務の仕事に関わり、生活されています。時に冗談も交えて「次に職場に行ったら上司が分からなくなっても隣の人に聞けば何も問題ないから・・・」と御自分の病気をしっかり理解され勇気のある人だと思いました。認知症=介護という考えではなく、認知症にも必ず初期の状態があるので、
全ての認知症をひとまとめにしないでほしいとのことでした。
当然重度の方には介護は必要ですでも初期の状態ではまだ普通の事が出来る支援してくれる人がいれば、自信もつくし自立も出来るとのことでした。

又、「自分たちの出来ていることは取り上げない、待ってやる、失敗しても怒らないで・・・」との言葉に
自分たちも、もしかしたら支援の中で患者様の出来ている事を見逃してしまっているのではないかと改めて考えさせられました。

今後も当事者様の話が聞ける機会があれば、自分を正すために参加させてもらいたいです。
記事 阿部 藤田