認知症病棟の歯科講習会。

10月3日、毎週訪問歯科をしてくださっている藤田歯科さんより歯科講習をしていただきました。
今回の歯科講習の一番の目的は
口腔ケアに対するスタッフの意識向上でした。


歯科講習の内容は主に、歯周病についてでしたが
歯をただ、単に磨くだけではなく、歯を大切にすることにより全身の健康を維持できる事もまなびました。

H25.10.3歯科勉強会 004


【歯周病の原因となるもの。】
・歯の毛細血管から全身へ歯周病菌が全身にまわり、肺炎、心筋梗塞、子宮筋腫にもなりうる。
・糖尿の合併症としても上げられているが、糖尿になると悪化させられる。(歯周病菌によって血糖値が上がり更に糖尿病が悪化する為)
・糖尿病に罹患した時、まず、歯を治療しなさいとアドバイスするDrが良い。
・誤燕性肺炎の原因の多くは歯周病菌であること。
・ブラッシングが不十分。
・喫煙。
【予防及び治療】
・デンタルフロス、スポンジブラシ、システマ。(毛先の柔らかいもの)
・眠る前に丁寧に最後まで磨く。
・1/月のプラークコントロール
・鏡を見て汚れのチェックをする。
・磨き方は、鉛筆を持つ程度の力で歯と歯茎の間と1箇所につき20回は磨く。
・歯の治療後もメンテナンスが大切である。
等など、学びました。
【講習を受けたスタッフの感想】
・認知症の患者様にブラッシングをすることの難しさと大切さを知りました。
・喫煙しているとろくでもない事ばかりだな~と思いました。
・現在、朝、昼に行っている歯磨き誘導、スタッフによるブラッシングの大切さを実感しました。
・患者様の口腔ケアも大切だけれど、自分もしっかりブラッシングしようと思いました。
・歯周病って、おそろし~!
・口腔ケアは現在も行っているが歯磨きを3/日に出来ないかと思って今回の講習をお願いしました。時間と人  数、色々大変ではあるけれど、まずは口腔ケアの大切さをスタッフが意識することで次へとつながっていくので はないか?と思っています。