職員一般研修。「脳の仕組みと認知症について」

令和4年9月21、29日と二回に分け認知症の勉強会を梅野氏が講師とし行いました。


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数枚ある中の一番写りのいい写真です。
お腹が目立たないやつ。

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久良木Drも来て下さっています。
看護部長、OT、PSWも。

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後ろの方は満員御礼です。


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 ドアに一番近い人!!と指されて外来の栗原主任が質問に答えられている場面です。
その前に1病棟介護福祉士の田代さんが指され質問に答えられていました。

梅野氏 「ここがどこかわからない。周りには知り合いがいない。その時どう行動しますか?」
    「 不安になる。誰に聞こう。焦る。どうしよう。心配でたまらない。ここから出て行こう。わからない。
 いろんな人に聞くかもしれない。優しそうな人に聞く。イライラするかも。ソワソワ、きょろきょろ・・・すると思う。」

患者様ってそんな気もちなのか・・・。

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認知症の周辺症状といわれる症状はよく現場で遭遇します。
そして声掛けや対応で改善しやすい症状というのもわかっているのです。

わかっているけれど 忙しさだったり深夜帯の徘徊や問題行動に出くわすと つい言葉を選べなくなったり。

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脳機能の障害によりでてくる症状がちがってくる。
脳機能の中の働き等も改めて再認識する事ができました。

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梅野氏曰く
先輩には敬語を使うのにはるかに年上の患者様にはため口だったり 威圧感のある口調だったりは おかしいでしょ?
基本的な知識と丁寧な接遇が大切です。と言われています。
耳が痛いことでした。

看介護している為 「世話をしている」と
つい言動や行動が上からになってしまっている事を反省。

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わかったような気でいるだけで 患者様が不安な時 困っている時に寄り添う事をしてきただろうかと。
つい目に見える部分だけに反応したり忙しさを理由に済ませてしまっていた事。

講義を終えて介護福祉士の谷本さんと中川Ns感想を聞きました。
「講義はわかりやすかったです。こちらの口調、話すスピードでも認知症の患者さんの対応も変わるしお互いスムーズにサポート仕事をしていくためには接遇は大事ですね。これからは接遇をより意識して仕事をしていきます。」
中川Ns
「患者さんの症状は認知症の症状がそうさせてるだけなのだと 改めて感じ優しく接しようと思いました。」と感想をいただきました。

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松田Nsが挙手されています。
すこやかから 木原師長と介護福祉士の野村氏も参加してくださっています。

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今回の講義で梅野氏の伝えたかった事は
【認知症は重たくて辛い病気。患者さんがわけわからなくなっているのも理由がある。それを知って自分の患者さんへの対応がホントに良いのか見直して欲しい】
【基本的な知識と丁寧な接遇が大事】
です。


どの病棟も高齢者が療養されています。
自分の対応をふりかえり ふりかえるだけじゃなく対応を変えます。
と 毎回 思いますが、認知症の講義を受けるたびに反省しか浮かびません。
 

年寄り笑うな行く道だもの。

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